オーソリティー

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オーソリティ6

信用のできるデータを持っていない 猪村の構想では、どの軍艦も送信担当艦にも受信担当艦にもなれるような装備をしてお...
オーソリティー

オーソリティ5

短波を送信すると必ず傍受されることを覚悟しなければならぬ 猪村は自分が忙しいのが得意であった。然し、方々からお座...
オーソリティー

オーソリティ4

送信する電波の周波数が変わるとこの整合器の調整をやり直さねばならぬ 通信科の下士官には少年電信兵出身で、階級は下...
オーソリティー

オーソリティ3

お役所へ伺いを立てていたのでは到底戦争の間に合わない 猪村は図面の中から一つのコンデンサーを下士官に示しそのコン...
オーソリティー

オーソリティ2

エー、ビー面誤差 エー、ビー面誤差という言葉は猪村には初耳である。正式な術語ではなくて、海軍通信学校で勝手に使っ...
オーソリティー

オーソリティ1

海軍では階段は駆け足で 昭和十一年の六月、猪村の第二回の乗艦実習が始まる。聯合艦隊の各艦は横須賀、呉、佐世保の各...
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